ヤマモリの歩み
明治22年の創業以来、130余年の歴史を歩んできました。いつの時代にも、業界から注目を集め、リードしてきたヤマモリです。沿革をたどるだけでは、伝わらないこともあるかもしれません。サイドストーリーもぜひ、ご一読ください。
1889年 | 三林 専太郎、桑名に於いて味噌・しょうゆ醸造業を始める | |
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1951年 | 山森食品醸造株式会社に組織変更、 個人事業を引き継ぎ資本金150万円で発足 |
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1961年 | 資本金500万円に増資する 業界初自動通風製麹装置を開発、醤油づくりの要である麹作りの省力化をなす |
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1965年 | 完全調味料、味つゆ新発売 | |
1966年 | 中小企業近代化促進法指定事業第一号 桑名新工場完成 | |
1967年 | 日本初の袋詰め液体スープを新発売 | |
1969年 | レトルト殺菌装置を自社開発、日本初レトルト釜めしの素を新発売(調味料分野から食品分野への参入) | |
1971年 | ミートソースを新発売、レトルトパスタソース生産高日本一に | |
1972年 | 資本金1億円に増資する レトルト殺菌の袋詰液体スープを開発、新発売する |
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1973年 | 缶つゆ新発売(業界初のストレートつゆ) 紙容器のピュアーパックしょうゆを新発売 |
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1976年 | 資本金2億円に増資する ヤマモリ食品工業株式会社と社名変更 世界初の熱水回転式通り抜けレトルト殺菌装置の開発 |
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1977年 | 松阪新工場完成 ミートソース缶詰、第4回缶詰品評会優秀賞受賞 |
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1978年 | 醤油1.8L新型容器専用充填ライン完成 | |
1980年 | 資本金3億円に増資する 農林水産省食品流通局長賞(技術開発)受賞 山菜五目寿司の素、第1回レトルト品評会会長賞受賞 |
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1982年 | 売上高100億円突破 社長三林忠衛死去により、三林憲忠社長就任 こいくちしょうゆ特級、品評会名誉会長賞受賞 松茸釜めしの素、第2回レトルト品評会会長賞受賞 |
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1983年 | セブンマウンテンサワー新発売 (調味料、食品分野から飲料の分野へ参入) | |
1984年 | そのままつゆ新発売 ミートソース缶詰(コーン入り)、第11回缶詰品評会優秀賞受賞 松茸釜めしの素、第5回レトルト食品品評会優秀賞受賞 |
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1985年 | 桑名工場、松阪工場、つゆJAS認定工場に ビーフカレー辛口、第6回レトルト品評会農林水産大臣特別優秀賞受賞 |
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1986年 | 麻婆豆腐の素、第7回レトルト品評会優秀賞受賞 | |
1987年 | 新コーポレートマーク発表 特級こいくちしょうゆ、第14回全国醤油品評会食糧庁長官賞受賞 おでん鍋、第8回レトルト品評会優秀賞受賞 |
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1988年 | 資本金3億8000万円に増資する 「ヤマモリ株式会社」と社名変更 タイ日清製粉(株)合弁会社設立、海外進出 |
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1989年 | 桑名工場液体小袋つゆ、スープ工場新設 世界デザイン博覧会(名古屋)に、カレーショップ「ヤマモリカレーワールド」出店 シンガポールYEO社で、シンガポールカレー・シチュー委託生産開始 |
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1990年 | 四川飯の素、第11回レトルト食品品評会農水省食品流通局長賞受賞 | |
1991年 | レトルトパウチ入り経口流動食OEM事業開始(医療食分野参入) | |
1992年 | 松茸釜めしの素、第13回レトルト食品品評会農林水産大臣賞受賞 釜めしの素シリーズ、第13回レトルト食品品評会優秀賞受賞 |
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1993年 | 県内の醤油メーカー2社と伊勢醤油本舗(株)を設立。伊勢醤油を発売 | |
1994年 | 桑名工場に大型発酵タンク21基建設 松阪牛丼の素を新発売、第15回レトルト食品品評会優秀賞受賞 中華丼五目あんかけ、第15回レトルト食品品評会優秀賞受賞 |
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1995年 | ヤマモリトレーディング株式会社設立(海外での醬油事業開始) 中華丼五目あんかけ、第16回レトルト食品品評会優秀賞受賞 |
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1996年 | 醸造工場をタイに建設、日本醤油の生産・供給を開始 | |
1997年 | 本社・桑名工場、松阪工場TPM優秀賞受賞 | |
1999年 | 五目中華丼の素、第20回レトルト食品品評会日本缶詰協会会長賞受賞 | |
2000年 | 松阪工場ISO14001認証取得、HACCP認証取得 タイカレー(グリーン・レッド・イエロー)新発売 松阪牛丼の素、第21回レトルト食品品評会日本缶詰協会会長賞受賞 国際食品見本市『SIAL2000-the Global Food Marketplace』出展 |
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2001年 | 桑名・大山田事業所HACCP仕様の最新鋭スープ工場を新設 本社機能を移転へ 丼ディスプレイ演出キッド 日本POP広告協会展 金賞受賞 |
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2002年 | 農林水産省総合食糧局長賞受賞 地鶏釜めしの素、第23回レトルト食品品評会 |
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2003年 | 本社・桑名工場、桑名・大山田事業所 ISO14001認証取得 | |
2004年 | サイアムヤマモリ株式会社設立 AQYソース株式会社設立(Ajinomoto Sales(Thailand)社、Hi-Q Food Products社とヤマモリの3社合弁) 本社、桑名工場、松阪工場、3支店 ISO9001認証取得 |
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2005年 | 名古屋市納屋橋に本格タイ料理レストラン「サイアムガーデン」開店 | |
2006年 | ギャバ醤油、ギャバつゆ新発売 | |
2007年 | セントラルパック株式会社 連結子会社に | |
2008年 | 地鶏釜めしの素、山菜釜めしの素、2008モンドセレクション銀賞受賞 | |
2009年 | マネジメントシステムをISO9001に統合 タイカレーグリーン、マンゴカレー、2009モンドセレクション金賞受賞 |
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2011年 | 桑名・大山田事業所を拡張し新棟建設、本社・大山田工場に名称変更 大山田工場、桑名工場、松阪工場 ISO22000認証取得 |
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2013年 | ヤマモリ(タイランド)株式会社設立 大山田工場、桑名工場、松阪工場、FSSC22000認証取得 |
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2015年 | 第3回地域産業貢献賞(日本食糧新聞社制定)受賞 第一回JSH減塩食品アワード 金賞受賞 「減塩でおいしい とり釜めしの素」 「減塩でおいしい ごぼう釜めしの素」 サイアムヤマモリ タイ国ハラール認証取得 |
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2016年 | 第二回JSH減塩食品アワード 金賞受賞 「地鶏釜めしの素」 「山菜五目釜めしの素」 |
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2017年 | タイランドサイエンスパーク内にヤマモリR&Dセンター設立 ヤマモリ商事株式会社設立 ギャバ醤油 醤油初の「機能性表示食品」届出受理 ヤマモリ(タイランド) タイ国ハラール認証取得 ヤマモリ(タイランド) 海外しょうゆ工場初のJAS工場認定 |
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2018年 | 「ギャバつゆ」 濃縮つゆで初めての「機能性表示食品」として発売 | |
2019年 | ワイズロジシステム株式会社設立 | |
2021年 | ヤマモリ(タイランド)コーシャー認証取得 | |
2022年 | 三林憲忠社長が代表取締役 会長に就任 三林圭介専務が代表取締役 社長執行役員に就任 松阪工場 省エネ大賞「審査委員会特別賞」を受賞 |
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2024年 | モンドセレクション タイカレーグリーン 16年連続金賞受賞 吟御膳そばつゆ 13年連続金賞受賞 吟御膳そうめんつゆ 11年連続金賞受賞 |
サイドストーリー
ヤマモリ株式会社…そのはじまりは明治22年。初代社長、三林 専太郎が現在の桑名工場においてしょうゆ醸造業をおこしたことにさかのぼります。以来、しょうゆメーカーとしての実績を重ねながら昭和40年、その伝統の醸造技術を生かした完全調味料・味つゆの商品化により、はじめて加工調味料分野への参入を果たし、現在の総合食品メーカーとしての基礎を固めました。
そして昭和44年、世界がアポロの月面着陸で沸いた年、ヤマモリにも一大転機が訪れます。それは、NASAが宇宙食用に開発していたレトルトパウチ食品の製品化第1号が日本で発売された数ヵ月後、ヤマモリもレトルト殺菌装置の自社開発に成功し、はじめてのレトルトパウチ食品「釜めしの素」を世に送り出したのです。その後も次々と技術革新を重ね、それに伴う商品開発、最新設備の開発設置と、意欲的に加工食品分野の市場開拓、事業領域の拡大を図ってまいりました。
その積極的な企業戦略は、はっきりと数字にも表れています。昭和42年に2億だった売上高が52年には50億、57年には100億、平成を迎えて200億へと、飛躍的な伸びを示しています。現在、ヤマモリは、醸造の原点である「手間ひまをおしまずに、じっくりと育てる」…この商品づくりの基本姿勢を忘れずに、常にステップアップを積み重ねて独自の地位を築こうとしています。
ヤマモリはあくまでもしょうゆづくりを柱に、それをベースにした醸造調味料とレトルトをはじめとする調理食品の開発提案を積極的に続けており、日本の食文化に貢献するとともに国際化社会においては、日本の「食」の担い手として、アジアをその第一歩に世界へと活躍の舞台を広げようとしています。