
ヤマモリのモノづくりは、時代の流れとともに変化するおいしさのニーズ、さらに食文化の多様化に対応して、新たな市場を開拓してきました。IT技術が生活の隅々にまで浸透した現代は、人々がデジタル化された環境に包まれているからこそ、アナログなふれあいを求める「心の時代」だと言うことができます。
それは、スローフードという言葉で表現されるように、心を満たしてくれる食、さらに心をケアしてくれる食が求められる時代。だからこそ、これからのモノづくりは「心」と「身体」をテーマに、新しいおいしさの追求とともに安全性、信頼性への取り組みが大切だと考えます。
また時代とともに変化する私たちの環境に配慮した積極的な対応も当然な取組みと考えます。例えば、原料となる農産物や畜産品の品質を吟味することはもちろん、産地と連携をとった良質で安全な素材だけを調達できる体制を確立しています。さらに、ISO9001やISO22000の認証取得やHACCP対応の工場設備など、自社から地域、そして地球全体を考えた環境づくりを推進しています。消費者はもちろん、ここで働く社員にとっても「心」と「身体」にやさしくありたいとヤマモリは考えます。

大山田工場、桑名工場、松阪工場、3工場においてISO9001を認証取得、
さらに大山田工場と松阪工場はHACCPにも対応。 設備と社員の行動が一体となり、
より質の高い安心と安全の実現に取り組んでいます。
当社では、1997年10月にTPM優秀賞を受賞し、2000年3月にはISO14001の認証を松阪工場で取得し、地球環境に配慮した企業として環境活動に取組んできております。
また、食品の安全を保証するためのシステムとしてNASA(アメリカ航空宇宙局)が開発したHACCPシステムを、日本の厚生労働省が日本版HACCPとして法制化した、「総合衛生管理製造過程」(一般に丸総と呼ばれている食品の安全管理システム)を松阪工場におきまして2000年6月に取得いたしました。そして常に「お客様に満足していただける安心・安全な商品を提供し続ける」を“品質方針”の柱として、ISO9001(品質マネジメントシステム)をベースにお客様の要求、要望を反映させた商品をお客様にご提供するPDCAサイクルを廻しております。
当社では、“お客様から信頼される企業”を目指しております。 そのために、「お客様第一」「お客様満足」を“品質方針”のキーワードとして、この方針の具現化に向け、安全(商品の品質)と安心(社員の意識)を推進の両輪として取組んでおります。
即ち、安全(商品の品質)とは、論理的・科学的側面より実証されるものであり、ISO9001やISO22000、HACCPシステムの運用における、各種決め事(規定、基準)の順守で認められるものであります。また、安心(社員の意識)とは、心理的・精神的側面より培われるものであり、そこには企業倫理/行動規範の浸透による企業モラルが重要であります。当社では、2004年7月に「ヤマモリ企業倫理/行動規範の手引き」を製作し全従業員に対する積極的な啓蒙活動を推進してきております。
当社では、各工場に日常生産される商品の品質を管理する品質管理部門を設置し使用原材料の受入管理/工程管理/製品検査/出荷製品保証等を行っております。また、社長直轄の品質保証部門を設け、品質システムの構築と運営/審査・承認/品質啓蒙推進等を行っております。
そして、品質保証のための活動としては、全社の中で「品質保証委員会」を設け、商品のより安全・安心を推進させるための委員会とお客様満足を更に向上させるための推進委員会を設置してそれぞれ関係部門をメンバーとして、定期的な推進活動を実施しております。
高品質で安全な原材料を使用するために以下の取り組みを行っています。
4-1.原材料の選定
食品衛生法等に基づく原料の購入基準を定め、高いレベルの品質が確保できる取引先から原材料を調達しています。
4-2.規格書・証明書の確認及び検査の実施
産地(原産国)、原材料規格、生産工程、BSE(牛海綿状脳症)、アレルギー物質、添加物及び農薬・抗生物質等を規格書等で確認しています。また、各種試験成績書及び証明書も確認しています。特に残留農薬等に関しましては、取引先の残留農薬検査結果を確認すると共に、必要に応じ随時外部分析を実施しています。そして入手したデータはデータベース化し、品質保証に活用しています。
4-3.現場・現物の確認
素材原料を中心とした主な原材料は、当社社員が直接現地に赴き、生産ラインの監査や栽培状況・農薬の使用記録等も確認しています。
以上のような取り組みにより、『安全・安心な製品』造りに必要な原材料を調達しています。そして万全な生産活動を通じて安全・安心な商品をお客様にご提供してまいります。
当社工場では環境負荷の低減に向けて積極的に活動展開をしています。具体的な取り組みについては以下にご紹介いたします。
1-1.水質汚濁の防止
工場から排出される排水負荷の低減のため、使用水量を削減したり、洗剤の種類を見直し処理負荷の低いものへ変更しています。
1-2.水資源枯渇の防止
工場内の各蛇口に節水ゴマを設置して節水し、省エネ意識を広めました。また工場外へ排出していたクリーンな冷却水をリサイクル使用して、洗濯機用洗濯水、トイレ給水等へ利用、そして夏場は事務所各棟の屋根に散水して、屋根の表面温度を下げ空調電力も削減しました。
1-3.地球温暖化の防止
空調機稼動の設定変更をこまめに実施することによる使用電力の削減、炉筒煙管ボイラーを貫流ボイラーへ更新して熱効率向上により重油使用量を削減、また全社共通の取り組みの一つとして、社用車を一部ハイブリッドカーへ更新、社用車運転管理記録にエコドライブチェック項目を表記させ、場内に乗り入れる全ての車にアイドリングストップを推奨、出荷配送車の車積効率を向上させるなど自動車排ガスの削減をしています。
1-4.産業廃棄物の削減
廃棄物の分別を徹底し、量を記録、削減、飼料化・肥料化を含めたリサイクル化を推進しています。一方で、このような社内業務にとどまらず環境にやさしい生活を心がけるよう「エコポイント活動」による、エコライフを啓蒙・推進しています。
2-1.廃水削減
2000年度の工場廃水量の指数を100とした2006年度の廃水量は、70と30%削減させてきました。
2-2.産業廃棄物の削減
廃棄物の絶対量の削減と、リサイクル率の向上を目標に活動してまいりました。現在における成果は、産業廃棄物の絶対量で、2000年度の指数100に対し、2006年度は20と80%削減させてきました。またリサイクル率も2000年度5%から2006年度45%と9倍に増加させ、資源の有効活用を推進させてきました。
2-3.二酸化炭素(CO2)の削減
ボイラー設備の燃料を重油から天然ガスに切り替えたことにより重油の使用はなくなりました。これで排出するCO2ガスはA重油の71%に減り、地球環境に優しい対応になっています。
以上のように、当社はこれからも全社でさらに全員参加の省エネ活動を推進し、地球環境に優しい企業、環境に配慮する企業として邁進してまいります。